子供がいない叔母の相続手続きについて解説
被相続人に関すること
子供がいない叔母の相続手続きについて質問をいただきました。
叔母の配偶者はすでに亡くなっており、子供がいないとのことでした。
ご質問者である甥の親(叔母の妹)は20年前に亡くなっており、ご質問者は叔母の相続人になります。
主な相続手続きの流れは以下の通りです。
➀相続人の確定
➁相続財産の調査
➂遺産分割協議
➃相続手続き(不動産登記・金融機関手続き・相続税申告等)
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遺産分割の方法について解説
不動産の相続について
遺産分割の方法について解説いたします。
分割方法には主に次のような方法があります。
・現物分割 個別の財産ごとに取得する相続人を決めて、遺産を分割する方法
例)土地Aと建物を長男、土地Bを次男に分割する。
・換価分割 相続財産を売却して、その代金を分割する方法
例)土地と建物を売却後、売却金額を長男と次男で分割する。
・代償分割 特定の相続人が財産を取得し、代わりに自分(続きを読む)
相続手続きの流れを解説
被相続人に関すること
相続が発生したらどのような手続きが必要ですかとご質問いただきました。
死亡届を提出後、相続人が誰なのかを確定するため、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍を取得する必要があります。
次に相続財産の調査です。亡くなった方の預貯金や不動産、車、有価証券、ゴルフ会員権などの財産と借金などの債務も含めて調査が必要です。
相続人と相続財産が確定すると遺産分割協議になります。
協議が成立すると、そ(続きを読む)
葬式費用は相続財産に含まれますか
その他の相続財産について
葬儀費用は相続財産に含まれますか、というご質問を頂きました。
先に結論から申し上げますと、葬式費用は相続財産には含まれません。
お亡くなりになられた方(被相続人)が遺した財産ではなく、その方の死後に発生する費用だからです。
現在、葬式費用の負担には、法律での明文の規定がなく、相続人など当事者間の取り決めに任されています。
主な支出方法には以下の方法が想定されます。
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車の所有者が亡くなられた場合の相続手続きについて
その他の相続財産について
車の所有者が亡くなられた場合の相続手続きについてご案内します。
車の所有者が亡くなられた場合、まず自動車検査証(車検証)では「所有者」が誰になっているか確認します。所有者がクレジット会社(ローンで購入)や、リース契約の場合はディーラーになっていることもあります。
所有者が故人であった場合は、相続財産になります。売却を予定している場合でも、名義変更手続きを経ておく必要があります。
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クレジットカードの契約者がお亡くなりになった場合について
負債の相続について
クレジットカードの契約者がお亡くなりになった場合の、基本的な確認事項をご案内します。
■クレジットカードの支払い残高は相続人が支払います。
クレジットカードは、カード会社の持ち物で、契約者に「貸与」されていたものです。解約に伴いカード会社に返却を予定されています。(実際には解約手続きが済むとカードにハサミを入れ自分(相続人等)で破棄します。)つまり、カード自体の相続はできません。
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ご自宅で遺言書を見つけた場合について
被相続人に関すること
ご自宅で遺言書(自筆証書遺言、秘密証書遺言)が見つかったというご相談をいただきました。
遺言書に封印がされている場合は、ご自身で開封してはいけません。
法律では5万円以下の過料が課されることとなっています。
開封したからといって、遺言書が無効になるわけではありません。
ただし、開封したことで遺言書の偽造や変造を疑われる場合があります。
遺言書(自筆証書遺言、秘密証書遺言)が見つか(続きを読む)