2020.05.19
亡くなった人が取引していた株式の情報が分からない場合
亡くなられたご家族が株式の取引をしていたが、証券会社が分からないというご相談をいただきました。
被相続人(お亡くなりになった方)が株式を保有していた場合、その株式は相続の対象となります。そしてどこの会社の株が何株あるのか、ということを確認しなくてはなりません。
取引先の証券会社が分かれば、その証券会社に対して照会を行って、被相続人の保有株式などを開示してもらうことができます。
残高がある場合、証券会社より取引残高報告書が年に一度送付されます。
しかしすべての書面をインターネット上で確認する設定にしていた場合は、紙の書面が発行されないこともあります。
証券会社の封書や確定申告書の控えが無い場合は、取引に使用していたパソコン等に、証券会社の閲覧履歴、ブックマークやアプリなどの手掛りを探すことで証券会社が分かることもあります。
どうしても証券会社が分からない場合は、「証券保管振替機構」に対して照会を行うことで、被相続人が口座を有していた証券会社を把握することもできます。
お忙しい方は、私共へ委任状をいただくことにより代わってお手続きを行うことが可能です。